地方自治体議員フォーラム全国研修会へ ― 2007年08月30日
・議会の存在=コスト という意識の広がり。
・ただ議員定数を減らせば改革なのか?→議会人は危機感を持つべき。
・議会に対するポジティブなイメージが少ない。→議会が良くなれば何が良くなるの?議会という機関に期待する役割が見えない。自分たちの代表という感覚は極めて希薄。
・スタンプ押し機になるか、改革派首長を苛める不見識な意地悪になるか。
・決算審査は自治体の事後評価。
お次はテレビでお馴染みの森永卓郎(経済アナリスト)氏の講演。お題は「格差社会と地方自治体の今後のあり方」
・この5年間の経済成長22兆円→ほとんど資本家へ。大企業の役員報酬は倍に、サラリーマンは8年連続減額。
・構造改革の結果、金持ちはどんどん金持ちに、貧乏人はますます貧しくなった。小泉政権が拍車をかけた。
・80年代半ばのサッチャー、レーガン、中曽根から始まる新古典派経済。これは人間は「利益第一」としか考えない存在と定義。→このモデルだと日本と日本人は間違っている→構造改革をやらねば!(by竹中平蔵)
・日米の違いの一番は、収入の格差が段違いであること。
・「(ケケ中氏は)同じエリートなのになぜこんなに収入に差が!日本をアメリカにしちゃえばいいんだ!!」→小泉改革へ
・勝ち組企業の社長の話題は節税と株と合コン。
・正社員から非正規社員へと大幅な人数が移動→格差拡大。
・たった4年で非正規社員が7%増加。平均年収120万円。年収300万円が普通の暮らしの基準。
・与党政治家は「グローバル競争を生き残るため、やむを得なかった」→人件費を削り企業の利益を増やし、株主と役員にばらまいた。
・最新データでは世界一不平等な国となった日本→構造改革の結果。
・収入に比例して結婚率も上がる。金がないと結婚もできない。
・結婚しないのではなく、できない現実。
・女性は男性のターゲットを2つに絞る傾向に。金かイケメンか。→4つのランクとは、イケメン、フツメン、ブサメン、キモメン。
・尽くして尽くして、いざ交際を迫るとバッサリ切られる。→そして男は秋葉原へ
・普通の人が普通に暮らせることを新自由主義者は望まない。→規制緩和で格差を広げ、教育水準にも格差を広げ、バカをもっとバカにすることを望む。
・新自由主義者はほとんどがタカ派。自分の都合しか考えず、相手の痛みを考えないから。逆がハト派。
・ホリエモンはまさに市場原理主義者。人間を人間と考えない。
・ホリエモン曰く「私たちみたいな有能な人間からは課税すべきでない。政府がそんなことをするなら日本から出て行く」→勝手に出て行け!
・市場原理主義者は山の手線内に封じこめるべし。
・普通の国民をいかに幸せにするか。イタリアのようなクリエイティブな生き方を。
地方自治体議員フォーラム全国研修会 その2 ― 2007年08月30日
・行政執行は中立であるが、個人の政治活動として参院選で民主党を応援。
・自民党は私が民主党を応援する自由を奪おうとした。
・「成長を実感に」という自民党のコピー、本当に成長していれば実感できるはず→地方は成長していないだけである。
・「小泉内閣での5年半で経済成長した」はウソ。戦時中の大本営発表と同じ。
・地方の人口を減らすような政策ばかり。社会減の大半はこれから就職する若い世代。国によって田畑が焼きはらわれ、若者までさらわれている。
・医療崩壊ではなく、国の政策の誤りによる医療破壊である。
・グローバル経済を逆手にとった攻めの戦略と、所得が少なくとも誇りをもって生きられるセーフティネットの構築が課題。
・ソフトパワー戦略とは文化的魅力と道義性である。軍事力、経済力ではない。
・構造改革とは国の赤字を減らすことであった。→地方の切り捨て
・非効率な分野から人、物、カネを効率のよい分野に移すことが、竹中平蔵の唱える構造改革であった。つまり、地方の建設業、農業、商店をつぶしてしまえば、効率のよい分野に勝手に移動するという考え。→机上の空論
・上杉鷹山は節約で信頼を得、公共投資を行った。→本当の構造改革を行う必要。

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