議会運営委員会2007年08月02日

 午後1時より議会運営委員会召集。主な内容は

1 9月定例会議事日程の決定(9月12日~26日)、決算特別委の設置。

2 退職時の議員報酬支給額を月割りから日割りに変更すべきとの提案。

3 市政懇談会のスケジュールについて。

4 議会活性化について。

5 中越沖地震への義捐金について。

6 北朝鮮拉致事件の愛媛県議員連盟について。

7 8月7日の市議会議員研修について。

8 公文書の公開決定等に係る異議申立ての審査について。


 というものでした。2に関しては、これは非常に良い提案で、私も大賛成。ちなみに提案は清水久議長によるものです。鬼の首取ったみたいに問題発言ばかり注目される議長ですが、今回のようにいい提案もしていますよ。

 4については、またもや継続協議。2年前の議長選マニフェストはなんだったんだよ、と虚しさも感じます。次期議長の選出においては「議会活性化」について見識ある候補に私の一票を投じる方針です。

 8について。先日、市内在住の方が議会運営委員会の議事録を情報公開請求されました。その開示された議事録の中に非公開部分があり、そのことに対して請求者より異議申立てがありました。異議申立てを受理した議長が、その内容を諮るのが議会運営委員会である、という流れです。私を含む各委員に関係資料が配布され、非公開とされた理由が事務局より説明されました。私は「公人である議員の公式の場での発言は、非公開とすべきでない」という立場ですので、今回の非公開内容は一部不適当と判断。表決の結果、私の意見は少数意見であり、賛成多数で「非公開は妥当」と判断されました。

 私は議運も含む特別委員会も傍聴可能にするべきと思います。

組織の崩壊2007年08月03日

 たまには書評も。以下の2冊、セットでの読書をオススメします。

佐藤優著「国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて」
http://www.amazon.co.jp/%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E3%81%AE%E7%BD%A0-%E5%A4%96%E5%8B%99%E7%9C%81%E3%81%AE%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%B3%E3%81%A8%E5%91%BC%E3%81%B0%E3%82%8C%E3%81%A6-%E4%BD%90%E8%97%A4-%E5%84%AA/dp/4104752010/ref=pd_bbs_sr_3/250-1301898-9503461?ie=UTF8&s=books&qid=1186725038&sr=8-3

佐藤優著「自壊する帝国」
http://www.amazon.co.jp/%E8%87%AA%E5%A3%8A%E3%81%99%E3%82%8B%E5%B8%9D%E5%9B%BD-%E4%BD%90%E8%97%A4-%E5%84%AA/dp/4104752029/ref=sr_1_6/250-1301898-9503461?ie=UTF8&s=books&qid=1186725038&sr=8-6

 
 事実は小説より奇なりを体現する手記であり、私がこの数年間で読んだ中でもトップクラスの面白さでした。なかでも「自壊する帝国」でのソビエト連邦崩壊の場面は、歴史的な場面に直接立ち会わせた方だからこそできる描写でしょう。私も早く「自民党王国」崩壊の場に立ち会いたいものです。

平成19年9月議会日程2007年08月04日

 9月定例会の日程はこちらです。
http://www.city.ozu.ehime.jp/life/life_detail.php?lif_id=670
 以前と比べれば議会広報も迅速化しつつあります。


  ***今日の街頭演説***
 南久米小学校前にて17:00~
 野佐来集会所前にて18:00~

フォロー2007年08月05日

 終日市内にて挨拶まわり。


  ***今日の街頭演説***
 マルナカ大洲店前にて16:00~
 ツタヤ大洲店前交差点にて17:00~

広島原爆忌2007年08月06日

 62回目の広島原爆忌。久間前防衛相「しょうがない」発言の検証など、関連報道をじっくり精読。


  ***今日の街頭演説***
 アクトピア大洲店前にて17:00~

第21回愛媛県市議会議員研修会2007年08月07日

 第21回愛媛県市議会議員研修会に参加のため、松山市役所へ。講師は明治大学副学長・大学院長の中邨章氏、演題は「変わる地方行政・変える地方議会」です。以下は講演メモ

・住民は政府も政治も信用しない。しかし行政には頼りたい。ワガママではあるが、自治体のサービスに頼らざるを得ない切羽詰った現状がある。

・日本の地方自治体行政レベルの高さは世界一。カトリーナ被災地では1年経っても放置されてる場所も。日本だと3ヶ月もあれば復旧する。広報誌が存在するのも日本ぐらい。しかし、地方政治はまだまだ世界に学ぶべきである。

・東京都練馬区の広報誌では、「練馬の未来」と題して区長のあいさつが載っている。76歳の区長に未来を語って欲しくない。

・日本の地方制度は強い首長制が特徴。「二元代表制」の表現は誤りであり、実態は非常に首長が強い。

・「陳情・請願」は明治22年の憲法発布でできた用語。「住民要望・住民請求」に用語を改めるべき。

・住民投票制度の活用。時限を決め一定期間経過後、議会が再評価することと、問題発生時の修正権を議会に与えることの2点を付け加えるべき。

・キーワードは地域力。ネットワークの再構築こそ議員の努めである。

・NPM(New Public Management)とは行政に競争原理を持ち込むこと。郵政民営化や国立大の独立行政法人化などはこの流れに沿っている。

・NPWに積極的に取り組んだのはニュージーランドであるが、その結果先進諸国で最も格差のある国になってしまった。


 と、盛りだくさんの約2時間でした。行政になんでもかんでも競争原理を持ち込むと、妙なことになってしまうのはニュージーランドでも実証済み。「新しい自民党」の政策では、地方経済に未来が見えないことを改めて実感します。

公共下水道事業(肱北処理区)に係る地元説明会2007年08月10日

  ***今日の街頭演説***
 大洲市民会館前にて17:00~
 キムラチェーン大洲店前にて18:00~

市内小学校28校→12校?2007年08月11日

 午前10時より議員全員協議会。異例の土曜日開催です。主な議題は小学校の統廃合について。配布された小学校統廃合計画案という資料にには、現在28校ある市立小学校を平成24年までに12校に統合するという衝撃的な内容が。あくまでもたたき台としての原案であり、市教委としての案ではないと断りがつきましたが、その詳細は

第1期(H21年)・・・上須戒小を喜多小に統合。田処小、柳沢小を新谷小に統合。

第2期(H22年)・・・柴小、大和小、豊茂小、戒川小を白滝小に統合。出海小、櫛生小、喜多灘小を長浜小に統合。

第3期(H23年)・・・大成小、蔵川小を菅田小に統合。三善小を粟津小に統合。

第4期(H24年)・・・南久米小を大洲小に統合。正山小、大谷小、予子林小を中野小に統合。


という内容であり、各議員から質疑が相次ぎました。私が耳を疑ったのが、「お配りの資料は、会の終了後に回収します」という一言。個人情報に関する記載は一切ない上、上記の内容に加えて各小学校区の人口や将来の児童数の予測、経費節減額が記入されただけの資料をなぜ回収する必要があるのでしょう。後日に情報公開請求されれば拒む理由もありませんし、第一、私が街頭演説でしゃべれば全部表に出る話ですよ。昨年の補助金見直し問題、今年の新図書館建設問題と繰り返し批判されてきた大洲市の手法に、私も思わず異論を表明すると、「実は昨日の検討委員会でもその件で揉めまして・・」と歯切れの悪い答弁。

 ここで小泉紘文議員が「なんでもっとオープンにできないのか。検討委のことばかり主張しているが、小学校の統廃合はそんな簡単にできるものではない」と発言。これは全く正論です。すると清水久二博議長が「情報公開も大事だが、本当のことばかり書くマスコミばかりではない」と発言。また後藤武薫議員も「こういう書いた物は、一般にすべきでない」と続けて発言が。

 理事者側は「回収するしないは議会で決めてください」と困惑の答弁。これを受けた清水議長が「多数決で決めます。この資料を回収すべきと思う方は挙手を」と発言。ほとんどの議員が挙手で応じ、資料の回収が決定しました。

 議会自らが理事者側に対して「情報公開は不要です」とくるとは・・常に前向きの私も今日はさすがに脱力、失望。しかしここで負けるわけにはいきません。議会の中で少数派ならば、外に向かって訴えるしかない!というわけで統廃合の該当地区で街頭演説敢行。

 新図書館建設問題と長浜港埋め立て問題で旧大洲地域を敵にまわし、小学校統廃合問題で旧郡部の反発を招いて、大森隆雄政権はどこへ行くのでしょうか。

  ***今日の街頭演説***
 正山自治センター前にて14:00~
 大谷小学校前にて15:00~
 大成小学校前にて16:00~
 菅田連絡所前にて17:00~

鹿野川ドラゴンボート大会2007年08月12日

 毎年恒例の鹿野川ドラゴンボート大会に今年も市議会チームで参戦。普段仲悪くても仲良いふりして奮闘、結果は参加41チーム中15位となかなかの好成績でした。

友近聡朗議員の「民主党・新緑風会」入りについて2007年08月13日

 友近聡朗参院議員の会派「民主党・新緑風会」入りに対して、様々な報道がなされています。私の見解としては、友近議員の決断を断固支持します。理由としては、以下の通り。

1 地方議会と異なり国会は議員内閣制。小沢一郎民主党代表の強い要請を受けて出馬した経緯もあり、理念・政策が最も一致する院内会派に所属することは当然である。

2 現時点では所属政党無所属での院内会派入りであり、選挙前の姿勢と矛盾はない。

3 選挙中を通して「政権交代が可能な二大政党制の実現」との公約を友近氏自身が何度も訴えている。会派入りしなければ、公約実現が果たせない。


 大事なことは「愛媛のため、国のため」に国会議員として何をすべきか、です。選挙時にお世話になった義理よりも、国民益を優先するのが国会議員のあるべき姿だと私は思います。こういうときこそ、以下のセリフがぴったり。


「薩摩じゃ、長州じゃと言うとる場合じゃないんじゃ!この国のために、この日本のために立ち上がらないかんのじゃ!」
(2007年02月08日 友近聡朗出馬の決意より)
http://www.tomochika.jp/pc/index_profile.html