過去に学ぶ ― 2007年02月11日
「昭和史1926→1945」「昭和史 〈戦後篇〉 1945-1989 」 半藤一利著
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「検証戦争責任Ⅰ、Ⅱ」 読売新聞戦争責任検証委員会
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昭和史の20年について半藤一利氏は次のような教訓が読みとれるとしています。
1 国民的熱狂をつくってはいけない。
2 危機におよんで日本人は抽象的な観念論を好む。具体的、理性的な方法論を検討しない。
3 日本型タコツボ社会における小集団主義の弊害
4 問題が起こったときに対症療法的な、すぐに成果を求める短兵急な発想をする。(半藤一利「昭和史」より)
300万人以上という日本人の犠牲の上に、この教訓はあるのです。現代の我々はどう受け止めるべきなのか・・
私にとって印象的だった部分を二つ引用しておきます。
「それにしても何とアホな戦争をしたものか。この長い授業の最後には、この一語のみがあるというほかにないのです。ほかの結論はありません。」(半藤一利「昭和史1926→1945」)
「あのまったく勝ち目のない戦争に、なぜ突入し、何百万人という犠牲者を出しながら継戦し、かつ降伏をためらって、原爆投下やソ連参戦で悲惨な被害を一層、広げたのか。」(渡邉恒雄「検証戦争責任Ⅱ」あとがき)
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