「新しい自民党」と「古い自民党」2007年03月03日

 長文で上手くまとめらません。箇条書きで・・


・友近としろう氏を国民新党が推薦し、3月3日西予市で亀井静香氏が講演。8年前、無駄な公共事業の見直しとして山鳥坂ダム建設計画に中止勧告を出したのが、当時自民党政調会長だった亀井氏であった。因縁ですなあ。

・一昨年の郵政選挙以来、古い自民党と新しい自民党という区分けがされ、亀井静香氏、綿貫民輔氏らが率いる国民新党は古い自民党の権化とされている。

・愛媛県民の多くが王国と称されるほど支持を続けてきたかっての「古い自民党」は「均衡ある国土の発展」をテーゼとし、良くも悪くも都市と地方の格差是正を目指した。

・全国津々浦々までの道路や郵便局などのインフラ整備維持を進めてきた。それは世界で最も面倒見の良い保守政党であり、いわば土木建設業型福祉国家であった。

・欧州など先進国では70年代までの「ゆりかごから墓場まで」の福祉国家が理想とされたが、巨額の財政赤字と社会の活力低下に悩む。80年代に入り、サッチャー、レーガンに代表される新保守主義の「小さな政府」路線を導入。その結果は、一定の効果はもたらしたものの国民各層の格差拡大を招く。その後はブレアの「第三の道」、クリントンの中道路線、ブッシュジュニアの「優しい保守主義」という流れにつながっていく。

・高度経済成長から90年代初頭のバブル崩壊までは、「古い自民党」の土木建設業型福祉国家はそれなりに成功した。しかし、一定程度の土木インフラが整備されると、同じような事業に公的資金をつぎ込んでも、その結果得られる費用対効果は下落する。

・土木建設以外の投資先を模索する構造改革を怠ったまま、成功体験に基づいた経済政策を続けた結果、小渕、森政権では財政赤字が巨額に膨れ上がった。

・2001年に発足した小泉政権は「小さな政府」を唱えるが、それは80年代のサッチャー、レーガン路線と酷似する。

・小泉政権を継承した安倍政権において、その政策の結果である「格差の拡大」に国民各層の不満が溜まりつつある。数年以内に現在の路線は行き詰まり、欧州や米国のように第三の道を選択せざるを得なくなる。その際に、政権交代や政界の大再編は必至。

・小泉安倍の「新しい自民党」とは「かっての古い自民党」とは異なり、むき出しの弱肉強食路線。全体のパイが大きくなりさえすれば、分配が少々不公平でもOKという考え方。地域間格差の拡大やワーキングプアの増大。

・塩崎恭久氏も含む今の「新しい自民党」は、我々愛媛県民が支持してきたかっての自民党ではない。地方にきちんとした目配りを主張する政治勢力は「新しい自民党」からほぼ駆逐されてしまった。

・我々愛媛県民からみれば、今の「新しい自民党」は愛媛に利益をもたらさない。かっての「古い自民党」の方がまだはるかにマシである。先の郵政選挙で自民党が得票を減らし民主が得票を伸ばした数少ない選挙区が、この愛媛4区であった。「古い自民党」の金城湯池の選挙区で何が起きつつあるのか。

・「新しい自民党」に違和感を覚える県民の声を、いかにして「友近としろう」に結集できるか、これが夏の参院選のポイント。

・参考資料↓
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/etc/kakusa/

  ***今日の街頭演説***
 蔵川小学校前にて15時より約30分。
 大川郵便局前にて16時より約30分。
 菅田連絡所前にて17時より約30分

明日より3月定例会2007年03月06日

 明日7日より平成19年3月大洲市議会定例会が始まります。日程は以下の通り。
http://www.city.ozu.ehime.jp/life/life_detail.php?lif_id=670&task=0

 委員会傍聴をご希望される方は、お早めにご連絡ください。

  ***今日の街頭演説***
 大洲市民会館前にて17時半より約30分。

3月定例会初日2007年03月07日

 午前10時より本会議。午後、一般質問の事前通告書を提出。私にとって17回目の議会が始まります。通告の内容は以下の通りです。

★財政問題
1 国の制度を利用しての繰上げ償還について

★職員給料格差是正
1 事実上の給料引き上げである点について
2 財政再建との整合性について

★入札制度改革
1 一般競争入札の対象額について
2 低入札価格調査制度の対象額について

★中心市街地活性化とコンパクトシティー 
1 市長の考え方について

★各種審議会、委員会の情報公開
1 責任の所在について

★長浜町第三次開発事業問題
1 現計画の見直しとその時期について
2 総事業費の財政に与える影響について
3 現計画に対する市長の見解について

★新図書館建設
1 着工までの猶予期間について


  ***今日の街頭演説***
 オズメッセ21前にて17時半より約30分。

登壇日決定2007年03月08日

 今議会の一般質問議員は9名で、私の登壇は5番目と決定。日時は3月12日(月)午後1時過ぎ頃からです。大洲市役所5階で傍聴可能ですので、お気軽にのぞいてください。

12年前は・・2007年03月09日

アンコールワット95年3月(21歳)
 当時のカンボジアはまだポルポト派も健在でした。極左は怖いっす

東国原!2007年03月11日

 明日の議会原稿作成の一日。時間に迫られてるときほど、遊びたくなっちゃう・・

http://www.youtube.com/watch?v=_tblYZSRZR4&mode=related&search=
http://www.youtube.com/watch?v=6MSkpV-agHc&mode=related&search=

東国原さん、若いなあ。

一般質問初日2007年03月12日

 初日の登壇者は午前中が吉岡猛議員(共生派)、安川哲生議員(自民ク)、山本光明議員(自民ク)。午後は武田雅司議員(超党派)の後、私が登壇。

 いくつかの質問において、大森市長自身の説明を求めたのですが、「市全体で取り組んでおることなので、全部答弁するのはちょっと」とつれない返事。厳密にはそうかもしれませんが、こちらも全部市長答弁を求めているわけではありません。あくまで担当が複数の課をまたぐような重要な政策課題について、市のトップたる大森市長の見識を聞いているわけです。市議会で市議の質問に答えられなくて、どこで市長の見識が聞けるというのでしょう。そんなことが頭にあったので、再質問の際思わず「3ヶ月に1回なんだから、そう言わず答弁お願いします」と発言。これに市長も「なんだか毎日聞かれているような気が・・」と答弁。連日の街頭演説を指してのことか、絶妙の返しに私も思わず笑っちゃいました。


  ***今日の街頭演説***
 アクトピア大洲前にて17時より約30分。

「何か形のあるものを」-一般質問2日目2007年03月13日

 一般質問2日目は、上田栄一議員(自民ク)、桝田和美議員(公明)、有友正本議員(超党派)、大野新策議員(共産)の4名。

 新図書館の建設は財政再建に逆行しないのか?という質問に対して、大森市長「選挙の洗礼を受けるものは、何か形のあるものをはっきり市民に示したいものだ。これは議員のみなさんもそうだと思う」と答弁。

 ちょっと待って、私も議員ですけどそのようには考えていません。私の政治家としての目標はあくまで「大洲市民の福祉の向上」です。「福祉の向上」につながるのなら、ハコ物の建設に賛成しますが、そうでないのなら反対します。ハコ物建設は「福祉の向上」の手段であって、決して目的ではありません。ハコ物建設することが政治家の仕事だとすることは、これは明らかに本末転倒。建設すること自体が目的となってしまった感のある山鳥坂ダム問題と同根なのでは。
 
 社会的インフラが未整備だった時代なら、大森市長の仰る通りだと思います。しかし、この考え方が現在の大洲市の財政悪化を招いた遠因なのもまた事実でしょう。長浜町第三次開発もすごいハコ物計画並んでますけど、いったいどうするのかな??

 大野新策議員の質問の後、中野茂明議員の緊急質問を巡って議事進行が混乱。何度も発言を訂正する清水議長に対し、「本会議場で、議長が何度も言い換えたりすなよ!」と小泉紘文議員のキツーいヤジ。私もつい笑っちゃいました。自分も含めて全議員、全会派がもう一度議会規則、申し合わせを確認する必要があります。


  ***今日の街頭演説***
 キムラチェーン大洲店前にて17時より約30分。

総務文教委員会2007年03月15日

 常任委員会初日は総務文教委員会。主な内容を抜粋します。

・AED(自動体外式除細動器)は、市内公共施設にこれまで9台設置。今後新たに10台設置予定。

・地域イントラネット網に関して。NTTなどの民間業者への貸出しを検討中。

・肱北駐車場は平成26年に償還完了予定。

・こども議会は、本年7月に実施予定。

・小学校の統廃合問題について、10年先の児童予測数資料等を示している段階。今後、委員会で検討していくが時間をかけて議論する必要がある。市内の最小規模小学校は児童6名。

・少年自然の家は来年度末で閉鎖。区長会のアンケートでは地域住民の約8割が廃止やむなしとの返答。閉鎖後は市の農村公園として活用予定。

・新図書館建設費について。建物が10億円以内で、土地、備品も含めて14億円以内を予定。

・市内公民館、連絡所の宿日直を平成20年度で廃止予定。

企画財政委員会2007年03月16日

 常任委員会2日目は、企画財政委員会です。主な内容を抜粋します。

・市内後期高齢者(75歳以上)人数は、8579人。

・河辺町サンサン農園について。総収入は約3333万円で254万円の黒字決算。(実際はH18年度で950万円の補助金があるため、実質700万円の赤字)

・新設される長浜海水浴場について。沖浦海水浴場は国道に隣接しており安全面で問題があり、また砂浜も減少。新たな海水浴場には防護ネットや砂浜の整備を行う予定。

・旧市町村ごとの観光協会について。平成19年度中の合併を目指して協議中。

・「鹿野川湖漕艇場の安全の確保に関する請願書」は不採択に。