平成20年12月定例会一般質問2008年12月08日

読売新聞より
 12月定例会の一般質問初日は、梅木良照議員、大野立志議員、二宮淳議員、私の4人が登壇です。内閣支持率が急落しているとの今朝の報道を踏まえて、私も直前に原稿を大幅書き直して質問に臨みました。

 3ヶ月前の議会での「自民党に政権担当能力がない」との私の発言は、野次と怒号と自民党大洲支部長からの厳重抗議を招きました。今回もまた怒られるかなあと思っていると、自民党市議のみなさんは議場でニヤニヤ笑ってます。怒る気力もなくなったようですね。自民党もいよいよ滅亡への秒読みが始まったようです。今日の議会での私の冒頭発言を掲載しておきます。


****************************
 本日最後の質問者となります中野寛之です。さて、今朝の新聞各紙、みなさんも既に読まれたと思いますが、麻生内閣の支持率が急落しております。読売新聞の調査で20.9%、朝日新聞が22%となっております。一般的に内閣支持率は30%を切ると危険水域と言われておりまして、新聞各紙は「既に政権末期」と表現しております。

 3ヶ月前、私はこの議場で「自由民主党にもはや政権担当能力がない」と発言しましたが、その私の予想をも上回る事態が進行しております。評論家の田原総一郎氏は「戦後、自民党の役割は、日本を共産主義国家にしないことと、欧米並みの経済的な豊かさを実現することであった。日本が豊かになり、冷戦が終結したことで自民党の役割は終わった」と指摘しております。正鵠を得た見方だと思います。次回の大洲市議会が開かれる来年3月には、どのような事態となっているのか、注目していきたいと思います。

 さて、今日12月8日は何の日かご存知でしょうか。パールハーバー、真珠湾攻撃から今日で67年になります。そのかっての敵国であったアメリカ合衆国では、先月、史上初の黒人大統領として民主党のオバマ氏が当選を致しました。 Change! Yes We can! という簡明ながら力強いそのメッセージは、アメリカ国民のみならず我々非英語圏の若者をも魅了しております。あのアメリカ大統領選挙の報道を見聞きしておりまして、改めて民主政治に政権交代は絶対に必要だと改めて痛感をいたしました。

 今から15年前の1993年、民主党のクリントン政権が発足した年、日本でも細川連立政権が樹立し、自民党単独政権の時代は終わりを告げました。政治・経済においてアメリカの強い影響を受ける我が国にも、今、チェンジ!つまり政権交代のその時が近づいております。

 大森市長におかれましても、内外の大局を見極めになられて、より適切な市政の運営にあたられることを心よりご期待申し上げます。