12月定例会最終日2008年12月16日

 いよいよ12月定例会も最終日。午前の議運、午後1時からの全協にて追加議案の説明を受け、午後2時から本会議に。私も討論で登壇。オズメッセに隣接する地産地消拠点施設整備事業について、他会派の反対意見とは一線を画するために発言を行いました。請願以外の議案22件中、私の判断は賛成21件、反対1件です。討論の内容は以下に掲載します。文章は原稿のコピペなので、本会議場では即興でもう少し発言しています。

 
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 8番の中野ひろしです。ただ今委員長報告されました議案18件の内、一点だけ今議会では賛成致しかねます。その一点とは、地産地消拠点施設整備事業の関連予算案であります。本案件の整備事業費は用地取得費を含めて、3億7255万9千円であり、道路改良工事費の3750万円を加えて合計しますと、4億1005万9千円もの巨額の支出であります。
 
 もちろん、大洲市の地域農業の振興と活性化を図りたいという理事者の思いを理解はできます。しかし、この財政難の折に4億円以上の公的資金を農協という1企業を主体とする事業に投入することは、先の建設農林委員会でも質疑されておりますが、市民感情としても議論の分かれるところであります。端的に言いますと、「大洲市はまた土地を購入するのか」という市民からの素朴な疑問に対する十分な説明責任が必要だと考えます。

 また、来月25日には大洲市長選挙も実施されます。どうしてもこの事業が必要であり、また財政再建という大公約と矛盾はしないと、理事者が判断されるのであれば、市長選挙を通じて大いに政策論争を行い、有権者たる大洲市民の審判を仰ぐべきであります。その結果が出てから、3ヵ月後の来年3月の定例会において、平成21年度当初予算案として提案しても、なんら不都合はなかったはずですし、それが最善の方策であったと私は考えております。

 以上の理由をもちまして、本案件に対する今議会でのとりあえずの不同意の説明と致します。ご静聴、ありがとうございました。


 ***今日の街頭演説***
 肱南公民館前にて16:30~