議会運営委員会 ― 2005年11月01日
選挙区と定数に関する私の私見ですが、全市1区、定数24が望ましいと考えます。合併した以上は同一選挙区が当然です。また定数に関しても、20%の定数削減を行い、行財政改革に向けた市議会の決意を表す必要があるからです。
市民の関心の高いこの問題、今後も引き続き取り上げていく予定です。
禁煙続行中 ― 2005年11月05日
オススメはこのサイトの禁煙カウンターです。
http://www.256byte.com/
私のPCでもデスクトップに常駐させてます。けっこう効果あるので、禁煙に挑戦したい方はぜひお試しを。ちなみに中野ひろしの現在値は
開始日時 2005年 3月 31日 22時 0分
経過時間 7月 4日 23時間 45分経過
吸わなかった煙草 197箱 1本
浮いた煙草代 53203円
(原価 22800円 たばこ税+消費税 30403円)
延びた寿命 13日 16時間 25分
大洲北中文化祭 ― 2005年11月06日
四国若手市議の会 ― 2005年11月07日
http://www.mlit.go.jp/road/road/bicycle/introduce/17/17_soft2.html
説明の後は、次の視察地サンポート高松まで実際にこのレンタサイクルで移動。市議選の時の「自転車男」として自転車は譲れません。高松は雨も少なく平坦なため、なかなか快適です。大洲市で自転車を活用するなら、パークライド方式でしょうか。大洲IC近くあたりに駐車場を整備し、自転車を貸し出して市内観光に出向いてもらう。中心部に駐車場が少なく、旧城下町で道路も狭いという短所を逆手にとり、自転車に乗ってゆっくり観光していただく・・・なんてことを想像。
5分ほどでサンポートに到着。
http://www.sunport.or.jp/
四国で一番高いという高松シンボルタワーの最上階に。下界の街並を眺めつつ「権力者は高い建物が大好き」なんてことを連想。説明に来られた担当職員の方の言葉から、神戸市のハーバーランドへの対抗心が垣間見えます。本物の神戸まで高速バスで2時間なんだけどなあ。バブル期に端を発した巨大開発の陰と陽を勉強することができた一日でした。
研修 2日目 ― 2005年11月08日
http://www.kitahama-alley.jp/
周辺を散策してみて、昨日視察したサンポートとのあまりの対比に思わず苦笑。北浜アリー内の喫茶店で井上商環境設計事務所代表取締役の井上秀美氏より説明を受けます。要点を抜粋すると
・人を「あつめる」のではなく「あつまる」 自然と集まってくるイメージ。
・サンポート開発のような金と力ではなく、工夫とアイデアで勝負してきた。
・損をしない身の丈にあった街の再生。
・キレイで新しいものに人は飽いている。歴史と文化、その土地にあったものを再生。
質問して驚いたのが、行政からの補助金は1円ももらってないことです。今日の井上氏の熱のこもった説明を聞いていると、街の再生に取り組むやる気と情熱を非常に感じました。昨日のサンポート視察の際の市職員とは明らかにモチベーションが異なります。
巨大プロジェクトの時代は終わりました。今ここにあるモノの価値を新たに見出し、「自分たちの街にもこんな良いモノがあるんだよ」という地元住民の取組みこそが街興しに必要であると感じます。
ピエロ ― 2005年11月10日
なぜか私のところによく問い合わせがあるのですが、中野ひろしとは一切無関係ありませんので、誤解のないようお願い致します。
大谷文楽 ― 2005年11月13日
新大洲市誕生記念式典 ― 2005年11月15日
山口二郎氏講演会 ― 2005年11月22日
・総選挙のときには何もふれずに、大勝の後は増税や福祉の切り捨て。ふざけるなと言いたい。
・負け惜しみかもしれないが、「非自民」という否定的な残余勢力から理念を持った二大政党制への必要なステップだった。天の与えてくれた時間を有効に使うべき。
・「戦後の政治」が終わった今回の選挙結果
・右肩上がりの時代は旧来の自民党は「やまたのおろち」で上手くいっていた。つまり小泉首相は四方八方への利益配分という多神教を一神教に変えた。
・各論は良いのだが、全体のイメージがはっきりしなかったのが民主党の敗因。「どういう社会を創りたいのか」というストーリーと訴求力に欠けた、いわば秀才のレポートであった。
・アメリカのハリケーン被害は、小泉竹中路線を批判する格好の素材。
・政治にはある種の単純化と闘う姿勢も必要。
・昨今の企業の収益回復は働く者の待遇改善にまわっていない。非正規雇用者を増やし、人材育成や社会保険の支出を減らした結果である。
・都市と農村の格差を埋め、特定の地域だけが貧しくならないように、リスクの社会化と裁量行政がかっての自民党だった。その結果、官僚機構と政治の癒着と腐敗が起きた。
・六本木ヒルズ族を見ても立腹しないが、公務員宿舎には腹を立てる有権者。
・地方交付税、補助金そのものが都市住民には不平等とみえる。
・都市の負け組とその予備軍は、「小さな政府」を支持している。
・小泉自民党という一つの顔になったがゆえに、打ち破ることも可能である。
・小さな政府の実態は、リスクの個人化であり、命をカネで買うということ。
・地方は交付税頼りであったも、内部の努力を欠かしてはならない。
・北海道、四国などの空間的不利地域に、再分配は必要不可欠。
・自分のまちに愛着を持ち頑張っている人々を見捨てていいのか。弱者を甘やかすということとは、別問題である。
・「自分から頑張ろう」という人の背中を押すような政策イメージを。
・小泉竹中路線が行き詰まった時に、異なる選択肢を国民に示す必要がある。
とりあえず、私のメモ帳の半分ほど抜粋してみましたが、内容が濃ゆい!国レベルの講演ですが、合併によって面積が広がり、空間的不利地域を多く抱えることになった新大洲市の内部にもあてはまる項目に注目。市内中心部と旧郡部が共生可能な政策の必要性を痛感します。
逢坂誠二氏講演会 ― 2005年11月23日
・素人の視線を持ちつつ、専門性を如何に磨いていくか。専門性だけだと本質がわからなくなってしまう。
・11年間のニセコ町長時代、政党や党派には是々非々で対応した。
・9月総選挙、北海道では、民主党の8勝4敗。小泉改革は北海道に多い条件不利地や弱者に言及されておらず、その結果、民主党の主張が届いたのではないか。
・「彼(小泉首相)のやっていることは政治ではない」という中曽根元首相の批判は非常に重要。
・税金には対称性が無い。1万円を払って10万円のサービスを受け取ることもあるし、その逆もある。税とは元来不公平なものであり、そのために政治権力は存在している。税金で皆さんの夢をどう実現するのか、ということが我々の仕事である。
・貨幣制度の合理性ではない、非合理性が税の本質。
・どんなに地域で頑張っても、国政の場で地域の現場とかけはなれた決定が続いていくことに徒労感を感じていた。その典型が、現場を無視した暴論である現在の三位一体改革である。
・市町村合併で全国の自治体は翻弄されている。ところが、平成7年に合併特例法が成立したとき、ほとんどの国会議員が関心を持っていなかった。つまり、現場を無視していた。
・中央集権で創造的な仕事はできない。地域が自分たちの周りを良くするということが国家を強くする。
・自治を大事にすることが国家全体につながる。「民主主義の源泉は自治」という言葉の所以。
・自治の範囲が狭いと、リアリティ、身近さを感じる。これ無しに天下国家をいくら語っても意味はない。
・国会>県議>市議 は間違っている。外野手と内野手の違いのように役割が異なるのである。
・政策や物事を考える時は、時間軸を長く。
・人口が少ない田舎を嘆かない。小さいことのメリットもある。現状を前向きに、プラス面をどう捉えるか。「どうせダメ」は禁物。現状を肯定的に考えていくことが大事。
などなど、いやあ、逢坂氏サイコーですわ。この講演聴けただけでも高松まで来た甲斐がありました。特に最後の一言は、市町村合併で急速に活力を失いつつある周辺部へのエールとしたいです。
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