二項対立からの脱却2009年04月01日

 今日から新年度始まりです。しかし先月はいろいろありました。改めて政治というものを考えさせられた一ヶ月間でもありました。
 
 この間メディアは「あいも変わらぬ政治とカネの問題」などと表層的な報道を繰り返していますが、現実に選挙実務に関わっている私からは疑問のわく内容ばかりです。

 まず、小選挙区制の導入以降、衆院選には格段にカネがかからなくっています。党営選挙、政党助成金、マニフェスト選挙などの普及が候補者個人の金銭的な負担額をかなり軽減していることは事実です。中選挙区時代と比べると10分の1程度でしょう。

 その結果、個人資産や有力な地元後援会を持たずとも優秀な人材が代議士になれる道が以前よりは開かれたと思います。実際、小選挙区制度導入後、全国会議員の世襲率はその割合を落としています。その点では確実に世の中は変化しているのです。

 「政治家=悪、庶民=善」のような二項対立では国も地域も発展しません。優秀な指導者をしかるべき地位につけるためには、どのようにすればよいのかを考える必要があると思います。

 以下のコラム4本を紹介します。非常に秀逸な文章だと思いますので、ぜひご一読ください。


田中良紹の「国会探検」
政治とカネの本当の話(1)
http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2009/03/post_171.html
政治とカネの本当の話(2)
http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2009/03/post_173.html
政治とカネの本当の話(3)
http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2009/03/post_177.html
これじゃオバマは生まれない
http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2009/03/post_178.html


 ***今日の街頭演説***
 菅田下町にて17:30~

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