議会運営委員会 ― 2006年02月01日
旧大洲市では、委員会審査の充実を図るためにこの「1日1委員会」を実施していましたが、合併後は常任委員会が増えたこともあり、1日に2つ以上の委員会が行われていました。先の議会運営委員会の席上、「3月議会は当初予算を審議する重要な議会。1日1委員会を実現して欲しい」との要望を出しておいたのですが、晴れて実現。「小さなことからコツコツと」ですな。
また首藤助役より、来年度予算編成の方針について説明が。
1 一部機構の見直し。事務の統合と職員の交流。
2 職員の削減。合併協での目標を前倒しし、今年は退職者の補充無し。
3 管理職手当、特殊勤務手当など各種職員手当の廃止、削減。
4 各種団体への活動補助金を原則一律5%削減。
5 土地開発公社の健全化計画を3月までに策定。
という5項目の方針が報告されました。大森市長も大変だ。
また次回市議選(2009年)の定数問題については、各種資料が各会派に渡され、次回2月28日の議運で議論を行うことになりました。
少年式 ― 2006年02月03日
四国若手市議・町議の会 ― 2006年02月07日
八幡浜市役所での研修後は、伊方原子力発電所の視察に。私自身は2度目の視察ですが、四国の電力の約4割がここで作られている点からも、四国の若手市議町議が集まっての視察は大変意味があると思います。電源立地自治体の様々な労苦を、原発の恩恵に浴する私達はどのように考えるべきなのか自問自答してしまいます。
また巨大技術を運用するのも、最後はやはり「人間」であるとも実感。
四国若手市議・町議の会 2日目 ― 2006年02月08日
レクチャー後は、さっそく現場へ。午前中にも関わらず、けっこうな人出に驚き。こうやって八幡浜市の商店街を歩いてみると、なかなか活気があります。大型商業施設があまりないことで、商店街の空洞化は大洲よりもましな印象を受けます。商店街の中の古びたパチンコ店など、「ちょっと」懐かしい雰囲気に好印象を感じました。大洲や内子の伝統的まちなみに、八幡浜のような「ちょっと」懐かしい雰囲気を組み合わせた地域おこしをできないものか、八幡浜の地元市議と盛り上がった意見交換を行いました。潜在力の高い八幡浜に「まちづくりのキーマン」が出てくると面白いのですが。
神戸空港 ― 2006年02月16日
http://www.ne.jp/asahi/ehime/hirossy/nikki0405.html
この神戸空港問題は、私にとって社会問題を考えるきっかけになったわけで、その意味では大変感慨深い開港のニュースでしたが・・
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/00048269sg300602152100.shtml
「第一便」からこれかよ・・前途多難ですな ('A`)
行政改革大綱案と集中改革プラン案 ― 2006年02月18日
http://www.city.ozu.ehime.jp/life/life_detail.php?lif_id=646
大洲市の行政改革に関して、市民の皆さんからのパブリックコメントも募集しています。私はこれは素晴らしい取組みだと評価したいです。私が数年来提唱してきた「情報公開、説明責任、住民参加」に向けての第一歩ではないでしょうか。市長、GJ!
これで、いわば「ボールは市民に投げられた」と言っていいと思います。大洲市公式HPからこれらの資料を自由に見ていただいて、一人でも多い市民の方からのご意見が集まることに期待したいです。
明日から不在 ― 2006年02月21日
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E7%9F%A2%E7%A5%AD%E7%94%BA&lr=
他にも東京都内の市議会改革先進地を視察予定。しっかり勉強して、24日夕方には帰大洲致します。
福島県矢祭町へ ― 2006年02月22日
「小さいからこそ輝くまち」矢祭町 ― 2006年02月23日
・平成13年10月に議会が決議した「合併しない宣言」から全てが始まった。
・「財政=合併」の図式は筋が違う。財政が全てという考えが合併の行き着く先ではないか。
・法令をもって命令されない限り、矢祭町は合併しない。
・言うことをきく子には特例債のアメをやり、自立して国に迷惑をかけまいとする子からアメを取りあげているのが、国の政策である。
・ここに住んでいける可能性を残すことが合併をしないということだった。
・無駄な電気を消すとか、自分で掃除するとか、自分の家で誰もがやっていることを役場でやろうとしているだけ。特別なことはなにもやっていない。
・住民の痛み、立場を職員は考えるべき。
・フレックスタイムの導入や人員の削減は職員からの提案。
・「しんどい仕事は他人任せ。先輩職員もみんなそうしてきた」合併しない宣言がなければ、矢祭町役場は今もそうだったと思う。
・バラ色の合併があるかもしれないという職員のゆらぎもあった。
・合併しないことで住民サービスを落とすわけにはいかなかった。
・生爪をはいでいるわけではない。耐えられない労働でなければ、人間は耐えられる。
・職員が頑張れば、町民自らが協力してくれる真のボランティアが現れる。
・財政力指数をなんとか0.4にすることができた。0.7まで上げることができれば、その時は地方交付税を辞退したいと思う。
私も会場で町長に質問してみました。
Q 職員の自発性を強調されているが、意識改革のコツは?
A 根本町長 特に変わったことはやっていない。当たり前のことを当たり前にやっているだけ。当たり前のことが当たり前にできないのが、今の地方自治体の現実だと思う。もちろん職員をほめることも大事。矢祭の場合は、報道が先行してマスコミが勝手にほめてくれた。
視察終了後も昼食を取りながら、根本町長とさらに意見交換。企業誘致に成功した話にしても、結局「自立のまち矢祭」が有名になった結果、矢祭町から企業が撤退すると町を見捨てることになり、企業がイメージダウンを恐れた背景もあったそうです。すげえ、したたさ・・
「平成23年までには財政力指数を0.7にして交付税返上だ。借金だらけのお国のためだよ。総務省から感謝状もらわないとな(笑)」と大笑いする根本町長の姿のなんと魅力的なことか!
「矢祭町でここまでやれるのなら、大洲ならもっとやれるはず」そう実感した今回の視察研修でした。
東京都羽村市議会を視察 ― 2006年02月24日
・議会改革は議員の自発的行動に基づく、議員主体の改革であった。
・「議会改革検討委員会」を設置。半年で中間報告、1年かけて最終報告を策定。
・委員会での検討区分は以下の3つ。
1 議会の活性化と市民にわかりやすい議会運営
一問一答式、対面方式、議会HPの充実、議会日程の年間公表、議会用語の見直し、定例会の土日夜間開催、など。
2 議会の構造及び制度の改革
議員定数、常任委員会の視察、政務調査費の支給方法、傍聴規則見直し、常任委員会における調査活動の充実、など。
3 議会活動改善
会議録の早期作成、会議録のCD-ROM化、議会の調査・資料収集能力の向上、会派ごとのPC設置、一部事務組合の状況報告、など。
さすが、先進地です。この羽村市で特筆すべきは、常任委員会の市民向け視察報告会を実施していることです。大洲市においては2年に一度、一人当たり14万円の公費を投入して行政視察を行っています。これらの視察についても市民の目にみえる形でなんらかの改善が必要ではないでしょうか。
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